駅構内に立ち食いそばがないのは死活問題だ、とお嘆きの貴兄へ。千歳烏山には【深大寺門前そば】がある!!
どこの駅にも大抵はありますよね、立ち食いそばのお店。
でも残念ながら、千歳烏山駅構内には見当たりません。
はて、ちょっと小腹が空いた時とか、時間がなくてゆっくりご飯が食べられない時とか、給料日前でお財布がピンチな時とか、ラーメン食べたいけどダイエット中だから日本そばにしておこう、でも一人で普通のおそば屋さんに入るのはちょっと勇気がいるから立ち食いそばでササッと済ませてしまおう…なんて時は、一体どうすればいいのでしょう?
ご安心ください。ありますよ。
駅構内ではありませんが、そばだけに、駅そばに。
(ぷぷっ…)
ほい、こちら。
「深大寺門前そば」さんです。
さっそく入ってみましょう。
おお、何とも昔懐かしい感じの店内ですね。
ターミナル駅の構内にある、ピーク時は地獄の黙示録みたいになる立ち食いそば屋さんとは違って、のんびりまったりした雰囲気です。
3人いる店員さんたちも、とっても穏やかな感じ。
しかも、立ち食いではありません。
ちゃんと座れます。
カウンター席の他にテーブル席まであり、ホッと一息つけるのがうれしい。
さらには、お値段が立ち食いそば屋さんと変わらないので、こちらの方が断然いいですね。
かのバブル時代には、ドアを開けたら1万円、座っただけでさらに3万円、なんてスナックがゴロゴロあったとかなかったとか。
一瞬まさか…と思いましたが、ここはスナックではなくおそば屋さん。ビールを頼んだとしてもお酌をしてくれるお姉さんがいるわけでもなく、テーブル席のお客さんはできあがったおそばを自分でカウンターまで取りに行くセルフシステムのようですから、まあ大丈夫でしょう。
実際、大丈夫でした(あたりまえですが)。
何しろ、お支払いも立ち食いそばスタイル(最近では食券のところも多いですが)、つまり商品と交換でお金を払うキャッシュ・オン方式で、きっちり注文したものの合計額しか請求されなかったので、心の底から安堵して割り箸を割ることができました。
さて、目の前にはシンプルな“かけそば”と、手づくり感あふれる“さけおにぎり”。しめて430円也。
何はともあれ、いただきます。
ふむふむ。
これまた懐かしい味です。
そば粉何割が理想だとか「ホシ」の散り方がどうだとか、定年後にいきなりそば打ちを始めた元サラリーマン諸氏がのたまいそうな理屈は一切不要。
これぞ立ち食いそば(座れるけど)の王道の味。おつゆもちょっと濃いめで期待を裏切らない直球勝負。
やっぱり立ち食いそばはこうでなくちゃ(座れるけど)。
うん。これでいいのだ。
おそばならぬクリームシチューの有田さんじゃない方(どうして素直に上田さんと言えないのか、自分でもわからず)の声が聞こえてきました。
はい、意味不明な方はこちら。
私はこれを見て以来、この方がクイズ番組の司会などをしていても、どうしてもバカボンパパにしか見えなくなりました。
あっ、また脱線しましてしまいましたね。。。
ともあれ、そんなこんなで“かけそば“完食。
ふんわりとやさしく握られた“さけおにぎり“とともに、あっという間に食べきってしまいました。
ちなみに、こういうセットもいろいろあるので、次回の楽しみにしましょう。
みなさんも、千歳烏山で立ち食いそばが食べたくなったら、ぜひこちらへ。
座れるけど。