千歳烏山で60年営業!『よろづや呉服店』振袖の半衿を用いた豪華なマスクが驚愕の価格!

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千歳烏山南口、えるも〜る商店街の中心地にある、【よろづや呉服店】さん。

千歳烏山の地で60年以上も営業を続けておられる長い長い歴史を持つこのお店、地元の皆さんならきっと毎日のように前を通っていることでしょう。

 

そこで今回は、改めてどんなお店なのかを取材させていただきました!

お話を伺ったのは、店主の”鈴木エミ子”さん。
なんと御年87歳になられる方ですが、年齢をまったく感じさせないその快活な話しぶりには、聞く者が思わず引き込まれてしまう魅力があります。

 

まずは、お店の歴史を語っていただきました。

 

エミ子さんが千歳烏山にお店を開いたのは、いまから60年以上も前になる昭和35年(1960年)の10月頃。
戦後復興の象徴である東京タワーが竣工し、”東京オリンピック1964”の開催に向けて東京中にものすごい活気が渦巻いていた時代です。

 

そんな中、ご結婚を機に愛知県から上京し、旦那様と一緒に【よろづや呉服店】さんを開店されたエミ子さんは、
「当初は、本当にいろいろなものを扱いましたね」とおっしゃいます。
きっと”よろづや”というお店の名前もそういったところに由来しているのでしょうが、その後はコツコツと地道にご商売を発展させ、単に反物や和装小物を揃えるだけでなく、仕立てから洗い張りまで”呉服のすべてを取り扱える店”として、長く地元の人々に愛されてきました。

 

そして現在も、お求めやすい価格の小物から、有名百貨店とも取引のある日本橋の老舗問屋から仕入れている高級呉服まで、実に幅広い商品を取り扱っておられ、まさに”よろづや”の名にぴったりのラインナップを誇ります。

 

一方、60年の長きに渡って地元の人々の門出をサポートしてきた【よろづや呉服店】さんは、いまやすっかりご近所の皆さんや常連のお客さんの憩いの場になっているよう。

 

散歩のついでに立ち寄る方やちょっと世間話をしに来る方、また買い物途中の休憩方々顔を出す方などを、エミ子さんがお茶にお菓子、そして楽しいおしゃべりでもてなすからでしょう、店内はいつもワイワイと賑やかです。
(取材当日も、ご近所の方が顔をのぞかせては「あらまー、またあとで来るわ~」などという和やかな場面がたびたびありました)

 

さて、そんな【よろづや呉服店】さんですが、実は今回、我々ちとから編集部がぜひともご紹介したいのが、こちら。
オリジナル手づくりマスク!です。

何でも、新型コロナウイルスの感染拡大による空前のマスク不足の折、
『そうだ、うちにある着物の生地を使ってマスクを作ろう!』ということで生まれたとか。
これがもう、すごいのなんのって…

 

呉服店ならではの伝統的な和柄を用いたものや、艶やかな反物を用いたもの、
そして、なんとも見事な刺繍の施された”振袖用の高級半衿”生地を用いたマスクまでが作られています。

加えて何より驚愕なのが、その価格!

伝統的な和柄生地のマスクが500円~

高級半衿生地のマスクもなんと800円で販売されているのです。

 

はっきり言って、これらはもう採算度外視だそう。
つまり、粋でいなせで珍しい上に、品質的にも非常に価値のあるマスクがこの価格。
(不織布を挟み込んだバージョンもあります)

『ちょっとしたプレゼントに最適すぎる!』と思い、私も個人的に3~4枚購入させていただきました。

 

それにしてもなぜ、どうして、ここまでされているのかというと…
「長年この商売をやってこられたのも、ひとえに地元のお客様のおかげ。せめてものご恩返しと思って今も営業を続けているんですが、この手づくりマスクもその一つというところなんですよ」

 

何だか、ホロリとしてしまいました。
どこの街でも、こうした歴史ある個人店舗は年々減少傾向にあります。
そんな中、我が千歳烏山には、こうして今もしっかりと地域に根ざし、地元のために誠実な営業を続けておられるお店が現存しているのです。

 

どうかこれからも、地域の宝として末永く続けていっていただきたいと、強く、熱く思いました。

 

最後に、こちらの商品もご紹介しましょう。
お手持ちのマスクに吹き付けるだけで抗ウイルスマスクにしてくれる、『灯触媒』というスプレー。
新型コロナウイルスはもちろん、花粉の吸入予防にもおすすめですよ〜。

皆さんも、お近くに寄られた際はぜひお立ち寄りくださいね。
営業時間は10時〜17時、水曜・日曜が定休日です。

ということで、【よろづや呉服店】様、取材のご協力ありがとうございました!

 

〒157-0062
東京都世田谷区南烏山5丁目12−5 林田ビル
03-3308-5291

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