千歳烏山で餃子一筋20年! 店主のこだわりがギュッとつまったオンリーワン餃子が絶品!!【餃子てんほう!】

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緊急事態宣言も全面解除され(もちろんまだまだ油断はできませんが)、我が千歳烏山の街にもかつての賑わいが戻ってきています。
そんな中、先週末の梅雨の晴れ間の土曜日に、ボクがランチを楽しんできたのはこちらのお店。



千歳烏山で餃子一筋20年という名店【餃子てんほう!】さんです。

はて。
てんほうといえば、麻雀の役ですよね。
天保。
親の配牌がその時点で「上がり」になっているという、ミラクルな役満です。
何ともめでたい店名ですが、関係ないんでしょうか。
餃子だから中国で、中国だから麻雀。
ちょっと短絡的すぎるかな…。

な〜んてことを考えながら、いそいそと入店。
瞬間、店内はかなり混み合っている感じでしたが、ちょうど皆さんお帰りになるタイミングだったので、ラッキー。
ボクと連れは、4人掛けのテーブルにゆったりと座れました。

メニューはこちら。

なんともお見事!!
お酒のつまみ用でしょう、枝豆と冷や奴はありますが、あとは餃子とライスとわかめスープだけ。
この潔すぎるラインナップを見ただけでもう、正真正銘の「専門店」なんだということがわかります。
しかも事前に仕入れた情報によると、ご主人の定年後、2000年にご夫婦ではじめられたお店だそうですから、つまり餃子一筋20年ということ。

もう、否が応にも期待度がMAXに〜!!

 

ということで、さっそくオーダーしましょう。
ランチタイムにうかがったので、焼き餃子と水餃子両方が楽しめるBセットに、餃子には欠かせない生ビール。

…が。


待っている間にふと壁の貼り紙を見たら、ナント餃子は注文を受けてから1個ずつ包むのだとか。
餃子って、もっとも作り置きが利く食べ物の一つだと思うんですけどね、そこまで徹底しておいしさにこだわっておられるんですね…と、あぁ〜…失敗した〜。。。。。。。

 

いや、もちろん、そういったこだわりには大賛成ですし、これからいただく餃子がますます楽しみになってはきたんですが、その貼り紙の最後には「〜のでお時間を頂きます」とあるんです。


ということは、僕たちのテーブルだけで計18個の餃子を1から包んで焼いてくれるわけですし、加えて先客も1組いましたから……

ん〜…先に知っていれば、餃子が来てからビールを頼んだのにな〜。
やっぱり餃子とビールは一緒に楽しみたいよな〜。
と後悔していたら、さっそく来てしまいました。

アサヒスーパードライ。
まあ、餃子が来たらお代わりすればいいことか、と一人大騒ぎした割にはあっさり思い直してゴクゴクゴク。。。

 

そうして20分あまり待ったでしょうか、来ました来ましたBセット。

小ぶりではありますが、『焼き』と『水』合わせて餃子が12個も。
手前右の小皿は水餃子用のたれで、その隣の空いている小皿にはテーブルに備え付けられたこの自家製みそだれを入れ、焼き餃子に付けていただくようです。

さっそくいただきま〜す!!

う〜ん、なるほど〜。
この餃子、神戸元町の〝ぼんてん〟という人気店の餃子をもとに、ご夫婦で研究に研究を重ねて作り上げたオリジナルとのことですが、確かに初めて食べるおいしさです。


まず、皮がとっても薄くて繊細。
そしてモチモチしていてとーってもなめらか。
何でもキャベツはあえて絞らないで入れるとかで、そのせいでしょうか、具がすごくみずみずしくてヘルシーな感じでした。

 

ボクは「皮がしっかりしていてニンニクがっつり」という餃子も嫌いではないですが、こういうシンプルでやさしいお味の餃子を食べると心までほっこり洗われるような気がします。

 

また、みそだれでいただくというのは神戸スタイルのようですが、このたれ、思っていたよりさっぱりしていて、餃子にとてもよく合います。
いや〜、こんな餃子の楽しみ方もあるんですね〜。

もちろん、水餃子の方もプルップルで、いくつでも食べられてしまいそうなおいしさ。
こちらもシャキシャキキャベツの食感が格別でしたよ。

 

ちなみに、このお店で使用しているにんにんくは国産。
そしてみそだれだけでなくラー油まで手づくりなんだそう。

単品メニューのお店だからこそなのでしょうか、そのこだわりは半端なく、いや逆にここまでこだわるとなるとあれこれやってもいられない、ということなのかもしれませんが、いずれにしてもそのまっすぐな姿勢にはつくづく頭が下がります。

 

皆さんも、千歳烏山でやさしい餃子が食べたくなったら、ぜひ一度〜。

 

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