千歳烏山にラーメンの聖地がまた一つ誕生!! 【中華そばTORICO(トリコ)】

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以前、このサイトでもご紹介した【らぁ麺 みくりや】さんが、閉店。
おいしいお店だったので大変残念ではありましたが、8月9日にはその跡地に新しいラーメン屋さんが開店しました。


【中華そば TORICO(トリコ)】さんです。

この提灯の裏側は、こんな感じ。

つけ麺と煮干しラーメンがウリのお店なのでしょうか、さっそく入ってみましょう!

 

 

奥に細長い店内は、カウンター7席、2人がけのテーブル席が2つのこじんまりした造り。
若いイケメンのご主人が厨房、かわいらしい女性スタッフがホールを担当されていました。

 

入口の券売機で食券を購入。

店頭の提灯を見ただけに、「つけ麺」や「煮干しそば」も非常に気にはなりましたが、初めてのお店ではまずプレーンなラーメンを食べてみるのがボクの主義。
「特製」という文字の誘惑を振り切って、「中華そば 780円」にしました。

できあがりを待っている間に壁のPOPを見ると、こんなお店の「こだわり」が。
なるほど、店名の「トリコ」を漢字で書くと「鷄虜」のようですが、丸鷄を使ったスープの虜(とりこ)になるという意味なんですね。
だとしたら、鶏スープにこそ、このお店の神髄があるのかもしれません。
やはり「煮干しそば」でなく「中華そば」を選んだのは正解だったかも。

 

と、来ました!!
店内満席だったんですが、それほど待たされることもなく「中華そば」が到着!!

   

シンプルな見た目は、とっても上品な感じです。

「よろしければ」と、店員さんにテーブルに備え付けられていた紙エプロンを使うように勧められましたが、はねが気になるほどの服装でもなかったので、迷わず割り箸の方に手を伸ばしました。

 

いっただきま〜す!!

ん!?

なんだか麺が黒っぽい。
ああ、さっきのPOPに「全粒粉」と書いてありましたね。
ところどころに細かいつぶつぶも見られます。

 

ずずずーっと、一口。

実はボク、細麺があまり好きではなくて、特にこういう見た目の固そうなゆで加減の麺はちょっと苦手。
どちらかというと〝家系〟のもちもち太麺が好みで、博多ラーメンの「バリ固」なんて絶対に食べません。
だから正直、少々警戒しつつ食べたのですが…

これはあり!!

 

どころか、とってもおいしいです。
見た目通りのしっかりした食感ではあるんですが、噛みしめるほどにもっちり感もじわじわと出てきて、そのバランスが何とも絶妙。
加えて「全粒粉」らしい香りもほのかに味わえて、うんうん、これははじめて出逢った新鮮なおいしさです。

 

さらには透明感のあるまろやかなスープが、また。
丸鶏と真昆布を使って丁寧に炊き上げたということですが、なぜかほんのりとした自然な甘味があり、それが麺とほどよく絡み合って、箸を持つ手が止まらなくなります。

 

そしてそして、このメンマを見てください。

これ、麺じゃありませんよ、メンマです。
穂先なんでしょうか、柔らかくて長〜いメンマが、超絶ウマイ!!

 

もちろんこの薄桃色のチャーチューも、絶品。

チャーシュー自体がジューシーな上に、スープの旨味もほどよく含んでいて、噛んでいる間中飲み込んでしまうのが惜しいほどの幸福感に満たされました。

 

帰り際、ご主人に「ご馳走様でした。おいしかったです」と率直な感想をお伝えしたところ、満面の笑顔で「うれしいです」
そのてらいのない言葉に作り手としての確かなまごころを感じたボクは、次回必ず食べると決めた「煮干しそば」への期待が否応なく高まるのを抑えきれず…。

 

烏山駅南口商店街【中華そばTORICO(トリコ)】さん、みなさんもぜひ一度お試しを!!

 

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