ささやかな謎と小さな不思議がいろいろ。【蘆花恒春園】〝花の丘〟篇

Last modified date

今回ご紹介するのは、千歳烏山のお隣にある【蘆花恒春園】。
粕谷地区にお住まいの方は利用されることも多いかもしれませんが、おそらく北烏山や給田の方々には少し縁遠い場所なのではないでしょうか。

 

でも、ここは実に多彩な顔を持つ素晴らしい公園。
多くの方にぜひ一度足を運んでいただきたいと思い、その特徴を大きく3つに分けて、3回シリーズでレポートをお届けしようと思います。

 

第一弾は、〝花の丘〟篇。
公園の中にあるステキなお花畑の様子をお伝えします。

 

ただその前に、ボクがちょっとひっかかっていることを一つ。

 

公園の名前についてです。

 

ボクはずっと「蘆花公園」だと思っていたのですが、公式サイトを見ると正式には【蘆花恒春園】のようです。

 

ところが、京王線の駅名は「芦花公園」
まあ、地名と駅名が違うのはよくあることですが、何と公園の入口にはこんな表記があるんです。

どう見てもこれ、「芦花公園」ですよね。。。

 

う〜ん…。

 

きっと利用者に親しまれている通称がこれなんでしょうね、だとしたら、ここから先は「芦花公園」で統一することにしましょう。

 

 

ということで、全体図はこちら。
なかなかに広大な敷地です。

そしてここからが、いよいよレポートの第一弾。
この地図の上方にある〝花の丘〟をご紹介しましょう。
長野県高遠町から寄贈されたという高遠小彼岸桜(15本)をはじめ、藤棚、萩のトンネルなど、四季折々の花々が一面に咲き誇る、とても美しいエリアです。

取材当日は、夏の盛り。
いきなりおびただしい数のひまわりが目に飛び込んできました!!

 


♬タララ〜ララ〜ララ〜…というもの悲しい旋律とともに、ソフィア・ローレンの大きな目と厚い唇を思い出してしまうアラ還世代の方々、あの映画に勝るとも劣らないくらい感動的な眺めでしたよ。

ただ、ですね。

ひまわりって、太陽の方を向いて咲くから「向日葵」っていうんじゃなかったでしょうか?
英語でもSunflower(太陽の花)、フランス語なんてズバリSoleil(太陽)ですよね!?
なのによく見ると…

何だか、てんでんバラバラ。
あっち向いたりこっち向いたり、どこが「ひまわり」なんだか…。。。

 

これは一体どういうことなのかと、Wiki先生に聞いてみたところ…

  • 実際に太陽を追って動くのは生長が盛んな若い時期だけである。
  • 完全に開いた花は基本的に東を向いたままほとんど動かない。
  • 茎に多数の花をつけるものや日光を遮るものがある場所では必ずしもこうはならない。

出典:Wikipedia

ということのようです。

 

ふ〜ん…そうなんだ。

 

ということで、次です。
ボクが以前不思議に思って調べた、なかなか花(実はガクヘン)が落ちないアジサイ科の植物。
この「花の丘」にも、ずらーっと植えられていたんですが…

とある一角にあった、この表示を見て誰にともなく
おいっ!!
とツッコミを入れてしまいました。。。

だって…

完全に終わってますよね、これ。。。
この日はまだ8月の中旬だったのに、どこが「エンドレスサマー」なんでしょう?

 

エンドレスサマー!?
なにアホなこと言うてんねん、こないな暑さ、もうとっとと終わってもらわな辛抱たまらんわ!!

 

あっ、聞こえてました?
これはこれは失礼を。
まあ、今年の夏の暑さは異常ですから、「秋まで開花します」と書かれた立て札の周りで早くもそんな姿になってしまわれたのも、致し方ないことなのかもしれませんね。
今年は残念でしたが、来年の夏に改めてお会いしましょう。

ふ〜。。。
夏の盛りに終わってしまっていたエンドレスサマーから逃げるように目を転じると…

マリーゴールドやサフィニアのような花々や…

こちらもちょっと終わりかけていましたが、ラベンダーも。

 

秋に向けてすくすく育っているコスモスは、世田谷区芦花小学校(この表記も「芦花」です)の生徒さんたちによって種まきされたもののようです。

 

うんうん、なかなかに壮観な眺めですね。

 

でも最後に、全景を撮っておこうとシャッターを切ったら…

こんな不思議な「絵柄」になりました。
今を盛りと咲き誇る向日葵たちの背後に、巨大なガスタンク!!

 

何ともシュールな風景ですね。。。

ということで、ささやかな謎と小さな不思議がいろいろあった、芦花公園の〝花の丘〟篇。
今回は、ここまで。

 

次回は〝設備〟篇として、子どもたちのための遊具やアスレチック設備、ドッグランなどをご紹介しますので、どうぞお楽しみに!!

 

シェアする