店名が男前!食パン【一本堂】千歳烏山店
南烏山の住宅街をプラプラ歩いていると、なにやら怪しい看板が目に入る
ムムッ、。
「焼きたて食パンすぐそこ、大股で20歩、小股で30歩?」
それよりウサギが上手に前足を使ってパンを食べているイラスト、賢いウサギがいるのかもしれないから行ってみよう。
食パンの看板だ。素材はおそらく木だろう。もしパン生地にネジを打ち込んで鎖でぶら下げているのだとしたら、近づかないほうが良さそうだ。
少し距離をあけつつお店の様子を探る。
どうやら、パン屋さんっぽいけど、、看板の店名をみると柔道部屋っぽい名前だしなぁ、もしそうなら、入った流れで入門することになっても嫌だしなぁ、とウダウダ入りあぐねていると。
うら若きカップルが入店。よしこれなら安心だ。
お店に入ると、小さいながらも素敵な内装に、焼きたての食パンが並べられている。
木の棚に並べられたスクエア形状のパンたちが可愛らしい。様々な種類の食パンがあるようだ。
戸棚にはいろんな種類のジャムも置いてある。全国の色々なジャムの瓶が並べられると見た目も可愛らしく、いろいろと欲しくなってしまう。
「一番スタンダードなのをください!」といって「一本堂」(¥280)という名前の食パンを購入。お店の可愛らしい雰囲気とは裏腹になんとも男らしい名前のパンである。
ちなみに営業時間は
AM:9:00~PM7:00
定休日は火曜日のようだ。
店員さんもとても親切で、最初に警戒していた自分が恥ずかしい。
焼きたての一本堂パンを買ってプラプラ歩いていると
桜が満開の公園に出くわす。おっベンチが空いている。それならばと、早速さっき買った焼きたてのパンを食べようじゃないか。
”満開の桜の木の下で焼きたてのパンを食べる”というのは幸せの教科書があったら必ず書いてある訓辞のひとつかも知れない。
うーむ、それにしても気合の入った店名だ。しかも字に勢いがある、高名な書家が書いたのかもしれない。
見た目はきわめてスタンダードな食パンだ。(ちなみに購入するとき店員さんが「何枚切りにしますか?」と聞いてくれて、その場で切ってくれます)
ではいざ実食!
おや、想像していたより若干ずっしり感があるな。
ぱくっと一口。
!!ッ、うまーい!
モチモチしていて、外側がカリッとしているー。おいしー。
自分にパンを語れる語彙がこれ以上なーい。とにかく、うまーい!
インターネット上でこのモチモチ感を伝えるのにはどうしたらいいんだろう。
被写体の角度だろうか、。これならば、どうだ!
いや、、あるいはこれならばー
という感じであっという間に一枚食べてしまいました。
本当にモチモチ&耳はカリッとで小麦感もしっかりあって美味しかったです。
傍目には”40手前のおっさんが公園のベンチで食パンをもぐもぐ食べている図”そのままなので、ある意味近隣の方にはご迷惑をお掛けしたかもしれませんが、それとは裏腹に私はモーレツに感動していたのでした。
最後にどうしても言いたかった一言を言わせてください
「これは一本取られましたなぁ」